~さよなら平成。~
メガネの小渕元首相が平成と書いた色紙持ってテレビに出た平成元年、私は兵庫の高校3年、妻は埼玉の高校1年。その2人が平成6年に東京で出会って平成10年初デート、平成14年に結婚し、翌年に長男、平成18年に次男、平成21年に長女が産まれた。いろ~んな事が、こいつらと日々あった。そして平成30年の夏頃、リミアと出会い写真投稿が始まりもうすぐ1年になる。
写真の短冊は、小4の長女が2年前の七夕に書いたもので、写真は携帯電話にずっと保存している。
2年前の平成29年七夕、18時ちょっと前、学童保育のお迎え時、教室からでてきた小太りおばちゃん先生が「長女ちゃんのパパさん!見てあげてください!」と、さも私に見させたかったのか、先生としては超忙しい時間帯なのに、わざわざ私を七夕笹のある場所まで誘導する。途中、私を認めた長女が、私めがけて一直線に飛び込んできて私の腰にシッカリ抱き付いた。私は長女を引きずり歩きながら先生の後に続く。そして、「これ、長女ちゃんが書いたんですよ~」と、私の背丈ほどある笹に、紐でくくり付けられた赤、黄、青、緑など、数ある短冊の中から私の目の高さ程の位置にあった長女の書いた短冊を探し出し、指でつまんで私に示してくれた。私は先生に軽く会釈し、先生が指でつまんだままの長女の短冊を黙読した。そして、一寸の間その文章から目が離せずにいた。ニコニコ顔の先生は長女の文章を好意的にとったのだろうが、私は内心ドキッとした。他人に見られたくない、取り去ってしまいたいと思った。微笑む事など出来なかった。ようやく私は目を落とし、私の太ももに抱き付き私を見上げるニコニコ顔の長女の目を私は複雑な心境で見つめた。教室を出、長女の黒いランドセルを右肩に引っ掛けた私は、未だ薄明るい校庭の端っこを長女と手をつなぎ家路をゆっくり歩く。さっきの短冊の文章、長女がどんな気持ちであの文章を書いたのか知りたかった。でも・・聞けなかった。私の想像する「長女の想い」とは全く違う「長女の想い」で、あの文章を長女が書いてくれている事を願った。
長女「パパ~そんなに強く握らないでよ~手痛いでしょ~」ぱぱ「いいの♡」
平成は変化と選択の連続だった、間もなく始まる令和も、変化を楽しんでやるぞ!
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