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こだわりの断熱施工方法 新着情報02  間違っていませんか?  …

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更新日時:2016年12月18日

新着情報02  間違っていませんか?  その施工  断熱材の本当の使い方

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 四国地方の漁師町で生まれ育った私の「原風景」は、先人の知恵により強い日差しと風雨を考慮した海側に葺き下ろした軒のある瓦屋根と、表面を焦がしたりコールタールを塗った板張りのいえが続くまちなみで、いえいえの間の路地の日陰には海からの風が心地よく流れていた。今、建築雑誌の誌面に溢れる大きなガラス窓で軒の無い住宅を見るたびに、私の「原風景」にある心地よさと共に新しい設備が一体となった家づくりが出来ればと思う。・・・近年、中国や韓国、台湾では日本の木造住宅が評価され日本から輸入されている事実を大事にしたい。

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エーアンドシー設計
左上は工事中の住宅屋根写真です。1重目の垂木・野地板の上に2回目の垂木を取り付けています。この後、垂木の間に断熱材(ネオマフォーム等)を押し込み(垂木高さとの差の部分で通気を行なう)更に野地板を張り屋根材で仕上げます。2重垂木(外断熱)通気工法です。室内の天井に勾配を付けることが多い私の設計では標準工法です。 右上の写真は関西地方では一般的な袋入りグラスウールを天井に乗せただけの工法ですが、“ずれ”や“間仕切り部分の空き”等充填不足が多く発生します。施工の問題もありますが、断熱効果は正直“問題有り”です。 右中も工事中の住宅壁写真です。断熱材(白く見える)は袋なしグラスウールで、硝子繊維(グラスウール)協会の施工マニュアル通り、室内側全面に防湿シート(透明)を貼っています。充填状況が一目で分かるのと、室内湿気に対する防湿の連続性が確保しやすくなります。これも私の設計では標準工法です。 右下は施工者側からのたっての要望で使用した袋入りグラスウールです。条件として、袋相互ならびに切断箇所(筋交い、梁、床、サッシ、設備器具、スリーブ等)を全て防湿テープ(黒く見える)で貼ることです。 過って、知り合いの大工さんの自宅を小屋組み表し+2重垂木通気工法で設計した時に、小屋部分の施工中に施主の大工さん「暑さが全く違う」の一言で、デザイン最優先の意識が変わりました。設計監理者や監督に断熱へのこだわり(知識)がなければ、昨今の高性能断熱材を使っても効果は“問題有り”です。
7年以上

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