「福猫」の検索結果

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もう三十年も昔、おとさんちは迷子の子猫を飼ってたんだって、ぼくの大先輩だな…。 名前はチロっておかさんがつけたらしい。 黒と白の可愛い先輩だったんだって。 大きくなってストーブに飛び乗って火傷したり、怪我したりヤンチャだけど家族になついて可愛がられてたんだと思う。 そんなある日、仕事に疲れていたおとさんが、おかさんと些細な事で口喧嘩をしたんだって。その間にチロが入って来て、おとさんの足にスリスリ…。 でも、今より更に未熟なおとさんは、そんなチロ先輩を邪魔だとばかりに足で蹴るように離したんだと。 チロ先輩はその勢いで外に飛び出し、おとさんが知る限りお家に戻って来なかったんだって…。 おかさんは、こんな家より優しい家に飼われたんだよって言ってたけど、おとさんは自分のせいだと今も思ってる。 本当の所はおとさんたちも、僕達もわかんない。でも、おとさんはあれからチロ先輩を思い出す度、出来るならチロ先輩にごめんね…って言いたいと思ってるらしい。 まあ、三十年も前の事だから、無理だよね…。 だから、おとさんは僕の事を猫っ可愛がりしてるのかなー…。 チロ先輩は、あれからどうしたんだろう。 僕はその後、おとさんたちの家庭に戻って来たんだと思う。 時々、僕達が居るのに背中を擦っていったとか、今猫が通った気がした…とか 怖い事を言うし…💦 いずれにしても僕達は毎日、変わらない日々を過ごし、おとさんに毎日…福は可愛いな〜と チロ先輩の分も可愛がって貰おうとおもう。

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夜、自室に向かう時、暗い猫部屋の窓を見る。虎太郎のお気に入りの布団は洗ってそのままだ。 つい「こん、こんこん…」と呼んでしまう。 以前、福太郎…の頃、紹介した昔飼って、結果的に今よりも未熟な私が追い出してしまった猫、チロの分も大切にしようとしていたのに…虎太郎の変化に、いつものストレスだと気づいてやれなかった。 ホントはもっとしてやれる事があったのだ。でも、しなかった…。 してやらなかった。 最後の日、もっともっと抱いていれば良かった。 沢山の後悔ばかりが、この手と胸から消えない。 ごめんな、虎太郎。 ごめんな…チロ。 また、なんにもしてやれないまま、旅に出させてしまった。 せめて、お前達の分まで、福太郎を可愛がる。 あのね、福はあれから酷く甘えん坊になって、とっても居心地の良いおかさんのお腹とももにべったり。 やっぱりさみしいんだろだろな…。 よく鳴くし、よくしゃべるようになった。 日本語はまだ、しゃべれないけれど…。 新しい家族を迎え入れるか、ふと考えたが…五年後十年後…また、繰り返しになると困るし、その頃…夫婦で元気でいるかわからない。 とりあえず今は、酷くあまったれになった福太郎を 大切にする。 今度は、もっと注意を払うから…。 あ、福がチリンチリンと階段を駆け上がってきました。 でも、おとさんの部屋にはこないんだよね…。 福ちゃん、福ちゃん 応答せよー こちら、おとさん。 福ちゃん、福ちゃん 応答せよー🐾 勿論、応答は無い。

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先程、二階から降りて来た虎太郎が、水を飲んでいた。家内と話しをしているとガタンと音がした。 見ると虎太郎が何かに足を滑らせたようだ。 「チャオのお皿で滑ったのかね…」 そのまま少し歩いてトイレだ。 トイレを終わらせテーブルの下を通り、こたつを回り込んで歩いていると後ろ足がもつれ、ふらっとした。 足に来ているんだ…。 なんとか歩き福とおとさんと3人て取り合ったクッションへ上る。 そして、なんとかそこに座る。 福はもう一つの色違いのクッションに寝ていた。 やばいな、足にきちゃってる…。 2つの猫にコタツの毛布を伸ばしてかけてやる。 上から虎太郎の顔を覗く、迷惑そうな表情をみせる。 家内も床に座り様子をみる。 私は、顔を頬でスリスリしながら迷惑そうな彼に、心の中で呟いてしてしまった。 疲れたよな…もう、頑張らくていいからな…。 すると福太郎が虎太朗のもとに行き、顔や首を舐め始めた。 虎太郎の表情は見えなかった。福は、何か感じるものがあったのかも知れない。 その後、福は、こたつにもぐった。 家内に、今夜はベッドでは無く、猫部屋に布団を敷いて、そこで寝てくれと頼んだ。 昨夜、ベッドに上がるのが大変そうだったので急遽、中間の高さの台を用意したが…多分、それも大変だろうとおもったのだ。 ホントは一階に家内の寝床をつくり、一日虎太郎がそこで過ごせればとおもったが、孤独が好きな虎太朗は、それでも二階のお気に入りの窓に行きたいだろうと家内が言った。 それならば、お気に入りの窓の下に寝床を用意すればいい。 さて、これを書き終わったら一杯呑んで、虎太郎の寝床を作ってやろうか。 外は雨だ。 なんだか、おとさんの代わりに雨が降っている気がした。

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おはようございます❣️ ただただ寒い😨猫たちも動けない⁉️ 残り物に福があると私は七草粥で温まりました。 今日は東京にいる娘に送る物を買いに行く予定。 近所のスーパーなので猫たちの昼ごはんまでに帰りお昼からはマスクを作ります。これも送ってあげようと。ちなみに今日は私たち夫婦の結婚記念日⁉️何故❓がつくかというと入籍したのは7日結婚式したのが9日だからなんです。そして12日は上の双子の娘の26歳の誕生日。 祝いの渋滞で毎年娘たちのお祝いで終わってます。子どもたちが巣立ったら夫婦2人でお祝いしたいなぁ。

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昨夜…雨が降る中、隣家のあたりからミー、ミーと仔猫らしき声。 二階の自室の窓から顔を出し探すが見えない。 福と虎太はその声に反応し、網戸から外を眺める。 この雨の中、親と一緒になんとか凌げれば良いが…。 傘を差し外に出たが、声は聴こえず。 野良は強いから大丈夫だよ… 福に話し掛ける。 そう言えば、お前も血だらけでうちにきたんだったな…。 私の声が聴こえないのか、福は黙って窓から見える夜を見詰めていた。 雨が上がった今夜、おとさんは花の切り絵を刻みながら…福はそんなおとさんの足元で耳を済ませミーミーと仔猫の声を待った…。 昨夜、もっと探せばよかったのか… いやいや、そんな事言っていたら切りがない…。 野良は強いから大丈夫だよ… きっと、しのぎやすい場所にたどり着いたか、美味しいご飯をくれる家にいったんだよ…。 そう紙屑を振りまきながらひとりごちのおとさんを一瞥して 福は、また窓に視線を戻した。

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