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自然素材/リビング/ダイニング/和室/ロフト/漆喰/...  大きな掃き出し窓からテラスを通じ、ゆっ…

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更新日時:2016年04月30日

 大きな掃き出し窓からテラスを通じ、ゆっくり下っていく斜面から眺める景色や屋根の勾配をそのまま取り入れた天井を有する開放的なリビングダイニングは、実際の部屋の広さを大きく感じさせてくれます。
 隣室の和室やその上のロフトなど、立体的にも空間的にも楽しさを味わえる工夫をしました。
 また使用している仕上げ材は自然素材を用いており、本漆喰の白と床や天井の木材で構成されています。本漆喰は地元の左官職人が作業場の湿度や温度に配慮しながら下塗り、中塗り、仕上と各工程を塗り仕上げていただきました。近年ではほとんどの漆喰仕上に混和剤を配合してあり、塗りやすくなっていますが、この家では昔ながらの漆喰で仕上げてあります。

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モリモトアトリエは、神宮の杜近くにある一級建築士事務所です。「ものづくり」の原点を大切にし、一つ一つの建築を丁寧に設計しています。敷地の持つ自然の力を活用しながら、バウビオロギー(建築生物学・生態学)の考え方を取り入れた「健康で安全」な建築をつくります。また、維持や管理をし易く、ライフサイクルコストを抑える設計にも取組み、安心して使い方続けられる持続可能な建築を設計しています。その為に古くなった建築のリフレッシュや伝統的建造物の保存修繕、耐震化など多様な建築の分野に取り組み、デザイン・機能性・有機性を取り入れた、人にやさしい建築デザインの創出に努めています。

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 壁から突き出るような階段の段板です。建築の用語では「片持ち」と言います。それぞれの段ごとに突き出しを作り、隙間を設けることで目線が通り、開放的な空間が生まれます。この階段は1枚の四角い板ではなく、手前を斜めにカットした形してより目線が通りやすい形状にし、そのコンクリートに玄関の床と同じロールカーペットを巻き込み踏み板のデザインにしました。  コンクリートでこの階段を作るのはとても大変で、工事いただいた建設会社の技術の高さが求められる作業です。施工上で技術力が求められるのは、一つは階段の付け根の壁が斜めに傾いている点、もう一つは前述の階段形状に合わせて鉄筋を配筋し、型枠を1段1段作り、水平を保ったままコンクリートを流し込むという施工作業です。我々建築家がつくる建築物はハウスメーカーのようにあらかじめ工場で量産された部材を現場で組み立てて行く作業ではなく、1つ1つ手作りで作り、そのプロセスや人の手作業の積み重ねが空間全体に集積されて、量産品では味わえない「質」が味わえるのです。この階段もコンクリートを流し込む際に型枠の傾きや圧力による変形を現場で修正しながら、丁寧に造られたものです。

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 浴室とガラスで仕切られた洗面、脱衣室です。少し奥にあり窓がないため、浴室の庭と一体にした開放的な掃き出し窓からいっぱいの光を取り入れられるよう設計しました。  洗面は人造大理石で製作したカウンターの上に2つのシンクとシンプルな収納を設けてあります。洗面の演出を高めるポイントはシンプルな空間に設置されたクラシカルな化粧鏡と照明器具の存在感だと思います。この柔らかな質感と光の温かさがアクセントになり、日常の使用にリラックスできる空間性をもたらしてくれます。

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