~会社帰りのお出かけ。③~
(私がよく行くスーパーは、地下1階が食品売り場だ。その食品売り場から地上階に上がるエスカレーター乗り場の脇にはカート返却コーナーがある。この場所、買い物客で混雑する夕方にカートで溢れてるのをたまに目にする。溢れたカートは通路まではみ出し、買い物終えてエスカレーターに乗ろうとする人たちの行く手を邪魔する。店員は皆レジ応援にかり出されており、カート片づけまで手が回らない。カートを返却しに来た客は、通路に溢れ出たカートを見ると、返却コーナー近くの通路にカートを放置して去ってしまう。そうなってくると、この場所はまさに無法地帯と化すのだ。しかし、面白いことに通路を塞ぐほどに溢れるカートは、返却コーナー内の2列あるカート置場の内、決まって右列だけなのだ。左列のカートが溢れるところを私は見た事が無い。・・・)
レジでの精算も終わり、皆、それぞれの体の大きさに比例したレジ袋を1つずつ持っている。ぱぱ「さぁ~急いで帰るぞ!長女ちゃんはカートの片付け、次男は買い物カゴね。」次男・長女「分かった~」
カートに乗っかり、右足で床を蹴り、次男と私の前方へスィーッと滑り行ってしまう長女。その後を速足で続く次男と私。すぐにカート返却コーナに着くと、やはり右列のカートの方が左列より多い。長女がどちらの列にカートを置くのか興味がある。迷わず右側に寄り始める長女。ぱぱ「長女ちゃん!ちょっと待って。」立ち止まり振り返り、私を見る長女。ぱぱ「今、右側にカートたくさんあるでしょう、こっちの列はね~一寸でも早く家に帰って晩御飯創りたい、めっちゃ急いでて余裕ないママさん達専用なんやで~。そうじゃない人達は左側に置いてくださいね!」次男「僕たちは右側だよね?」ぱぱ「何で?」次男「これから急いで帰って晩御飯創るでしょ。」ぱぱ「まぁ~そうやけどなぁ~、でもまぁ~、急いでるけどパパは心に常に余裕のある男だからなぁ~だから左列に置くかな!右列は時間と心に余裕ない方々にお譲りしま~す♡長女ちゃんはどっち置くのかな?」長女「・・・もぉ⤴遠いんだからね!今度からはパパやってよね!」と、怒り口調の長女ちゃん、左列の一番~奥までカートを合体させにいく。
ぱぱ「ありがとね♡さぁ~お前ら!ダッシュで帰るぞ!」
https://striy48sattopanel.jimdo.com コンロ専用パネル