土壁 木組の家のフォトまとめ
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モリモトアトリエ 一級建築士事務所
土塗り壁風に見える部分に2帖の茶室が設けられています。躙り口(にじりぐち)や下地窓(茶室の採光用窓)が設けられています。土塗り壁には樹脂系のものを使用し、風化や劣化が生じにくく、維持メンテナンス性を高めています。
屋根は、南に向けて開放的な掃き出し窓やテラスに雨水が垂れてくることがない方向に勾配をつけることで、屋根が大きいゆったりした「家」のイメージになるよう設計しています。周辺の山並みと協調し、ゆるやかな勾配の大きな屋根は、この家の特徴の一つと言えます。
虎設計工房
淡路島の内陸部に建っている家と陶芸工房。どちらも木造平屋の片流れ草屋根で、縁側で繋がれています。延床面積、家は66㎡、工房は35㎡。生活の中心はリビングで、そこから縁側を通し庭、開けた田畑そして、視界に広がる緑の風景へと繋がっています。小さな家ではありますが、二棟の屋根は行き来でき、天空のリビングとなって生活の重要な一部分になっています。
虎設計工房
草屋根の軒先等の端部をどう見せるかが非常に重要だと思います。
土押えの大切な役目でもあります。ステンレスは高価であり、光るのが嫌。木は安価で加工もしやすいが反る・朽ちる等の欠点があり、どうしたものか・・・。草をそのまま見せたい。それも分厚く。結局、安くて素人でも施工でき、置くだけ。取り換えも簡単に可能!草も一体にすぐになりました!それは・・・。
虎設計工房
版築工法で出来た陶芸工房。内も外もこの土の層が現れています。厚み45㎝の土壁は、型枠に地元の土を入れハンマーで叩き積み上げていきます。それが層になって現れてきます。中国の万里の長城も版築工法で施工されています。型枠の施工精度がよければ、素人でも版築可能で、この壁は、施主・友人たちと自力建設しました。
虎設計工房
奥様が陶芸家で、工房内に小さなギャラリーを作りました。赤い壁は大津磨き。厚み45㎝の版築土壁が内部の壁にそのまま現れています。床は、地元淡路のいぶし敷瓦を敷きました。屋根も壁も土。土の中での作陶は自然と土に向き合えるでしょう。
土は断熱性・蓄熱性が高く夏でも冬でも室温を保つには有利な素材です。
朝日と夕日が玄関と奥の窓から差し込み、版築土壁、大津磨きの空間を幻想的にしてくれます。
有限会社ミサオケンチクラボ
40代ご主人、30代奥さん、ご両親、娘3人、幼い息子さん、計8人の家。
幼稚園の男の子以外はすっかり大人なので、家族同士があまり干渉し過ぎ
ない空間を求められた。でも、本当に単に個室が集まっただけの空間にするのがよいのだろうか?1人になりたい時もあるけれど、家族みんなで過ごしたい時もある。兄弟姉妹だけで語りたい時だってある。施主との度重なる打合せの末に、家族がもっとも豊かに過ごせるようたどり着いたのがこのプランである。ご両親が住まう『東棟』、夫婦と子供たちが住まう『西棟』、これらに挟まれた空間を『リビングダイニング』というのが、この家の空間構成。『西棟』は、夫婦と幼い子供が過ごす大き目の『ベッドルーム』と、子供たちだけで過ごす『子供の塔』とに分けて、それぞれが小さな共有スペースを持つようにして、個室だけで完結しない空間を目指している。
家族が集まる『リビングダイニング』は、この家の要の空間である。家族内の「公共空間」でもあるので、基本的に木の素材感を生かした落ち着いた空間としている。これにメタリックな素材や陶質の素材などを組み合わせ、温かさとモダンさを共存させている。いっぽう、『西棟』の『子供の塔』と『ベッドルーム』は、子供たちが健やかに成長するよう、リビングダイニングからは一転して白く明るい空間としている。